ステキなひと 珈琲屋 バンカムのマスター

ずっと気になっていた私のあこがれのひと

尾道の山波に、私の生まれる前からある珈琲屋さん

「バンカム」のマスター

佇まい、ひとつひとつの動作、考え方、着てるもの、お店の雰囲気、選曲のチョイス

どれをとってもステキで

そんなステキなマスターに、先日「土いじり」を教わりました。

陶芸と言うほどでもないということで、土いじりと呼ぶとこもカッコイイ！


私が作ったのはコップなんだけど、灰皿みたいになってしまい

マスターが修正、レクチャーを受けた。

「土はなんとでもなるけど、なんとにもならない。」

「土をいじるときには、次もできると思わない。」

「はじめどき、やめどき、のタイミングが土にはある」


私が行ったとき、誰もいなくて、
ほんとに、土いじりに絶好の日。なんとなく運命を感じた。
土を触るとすごく集中できる。
マスターから教わった、土を軽くたたく。

ツンツン
ペシペシッと

そうすることで細胞のように土も刺激が広がる。
修正可能だが、なんとにもならないこともある。（勉強不足で解説できません。感じてとってください）

明日は来て当然だけど、
明日は生きていられないかもしれない。
年を重ねる事に、そんな思いが強くなるのだろう。
だから、次もできると思わずに、
ひとつのものに、思いを込める。丁寧に。

ヨガにも通ずるものがある。
過去や未来じゃなくて、今を見る、生きる、感じる。
自分自身の細胞ひとつひとつに目を向けて、
それらも自分なんだと気づく。気づけること。

土いじりも、土を通して、自分に向き合える。
そんな時間を過ごせた。

水曜日はとある理由で嫌いだった。
だけど、マスターのおかげで好きになった。
初老に近いマスター（失礼）から学べれることが
私はほんとにうれしい。
だってずっと憧れてたひとだから

om shanti